5000形
琴電5000形は琴平電鉄の開業1年後に増結用として加藤車輌が製造した車両で、500・510・520の3両が導入された。基本的な構造は先の1000形や3000形と同じ14m級の半鋼製両運転台車両となっているが、戸袋窓に楕円形を採用せず車体にも曲線を使用していないので一見箱型の印象となっている。現在は500号1両のみが動態保存されており、毎月行われるレトロ電車運転でその姿を見かける日も少なくない。
高松琴平電鉄5000形 |
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製造初年 |
1928年 |
製造所 |
加藤車輌 |
前所有社 |
琴平電鉄 |
前形式 |
− |
入籍初年 |
1926年 |
定員 |
88人 |
自重 |
30.0t |
車体寸法 |
長=13869 巾=2438 高=3607(mm) |
台車 |
BW78-30Aタイプ |
冷房装置 |
− |
編成 編成内容 備考
500 500
23号の復元塗装に合わせた特別運行で500号を先頭に4両編成で運転するレトロ電車。
仏生山⇔高松築港を試運転する5000形+20形。運行日以外でも試運転や貸切で目にすることができる。
9月の琴電レトロ電車特別運行日に走った500号には「巡」ヘッドマークが取り付けられた。