阿佐海岸鉄道 ASA


阿佐海岸鉄道

撮影地:阿佐海岸鉄道甲浦駅にて。甲浦駅へ到着するASA101の風鈴列車。

 阿佐海岸鉄道は徳島県海陽町と高知県の東洋町にまたがる阿佐東線(路線距離8.5km)を有する第3セクター方式の鉄道。JR四国の牟岐線と接続する海部駅を始点に、車両基地を併設する宍喰駅、終点の甲浦駅の3駅から成る。沿岸部を走る鉄道だが、日本鉄道建設公団建設の路線らしく海岸線とは無関係にトンネルと橋で最短距離を走っている。そのため終点の甲浦駅も本来の集落とは離れた内陸部に位置している。当初は室戸を経由して阿佐西線(現在のごめんなはり線)と接続する予定だったが、事業は凍結・白紙となり同区間は高知県東部交通のバスが走行している。
 車両は土佐くろしお鉄道のTKT-8000形をベースとしたASA-100形、ASA-200形(2008年に事故廃車)と高千穂鉄道から無償譲渡されたASA-300形が存在する。海部駅を除き1面1線の構内なので基本的にどちらか1両が運用に就く。また季節限定で風鈴列車や徳島県産品の「すだち」をアピールするイベント列車も運行される。
 なお阿佐海岸鉄道では2020年度内を目標に世界初のDMV(デュアル・モード・ビークル)での本格的営業運行を開始する予定で、運行開始に先立ち阿波海南〜海部の阿佐東線編入のため、JR四国は牟岐線阿波海南-海部駅間を2020年8月、鉄道事業廃止とする届け出を提出した。


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