213系 直流近郊形電車


JR西日本213系

撮影地:山陽本線庭瀬駅にて。サハ213形の先頭車化改造車が行われ、岡山近郊で第2の人生を送る213系。

JR西日本213系電車

 213系0番台は国鉄最後の新規系列電車として1987年から製造され、瀬戸大橋線開業までは宇高連絡線に接続する「備讃ライナー」として運用、1988年の瀬戸大橋線開業後は同線の「快速マリンライナー」として活躍した。車体や制御機器は211系と共通する部分が多くコストダウンを図っているが、3両編成が基本のため1M2Tのユニットを構成している。車両には近郊形のクモハ213形(岡山向き先頭車)、サハ213形(中間車)、クハ212形(高松向き先頭車)のほか、マリンライナーには瀬戸大橋からの眺望を楽しめるクロ212形が高松寄り先頭車として連結されていた。側面と前面に大型の窓を有しハイデッカー構造を採用していたため、瀬戸大橋通過時の瀬戸内海の眺めを存分に楽しめる車両であった。2003年の快速マリンライナー置換えに伴い、クロ212形は運用を離脱、一部車両は「U@Tech」用のクヤ212やスーパーサルーンゆめじとして活躍を続けていたが、最後まで残ったスーパーサルーンゆめじも2010年に廃車となった。
 快速マリンライナーの5000系、223系による置き換え後はサハ213形の一部先頭車化改造のほか、編成組み換えにより3両編成4本と2両編成8本が岡山近郊を中心に普通列車として活躍している。



ラ・マル・ド・ボァ

撮影地:予讃線端岡−国分駅にて。金曜日限定で運転させる「ラ・マルせとうち」

JR西日本213系「ラ・マル・ド・ボァ」

 ラマルドボァは213系2両を改造して2016年に運行を開始したJR西日本の観光列車。名前の由来はフランス語で旅行鞄を意味する「La Malle de Bois」となっている。コンセプトである「期待を膨らませて計画し、旅支度をする特別な時間を楽しむ列車」の通り、岡山駅から瀬戸内国際芸術祭の岡山側拠点である宇野駅を結んでいるほか、7月からは瀬戸芸の玄関港である香川県の高松駅を結ぶ「ラ・マル せとうち」の運行も開始した。

 213系走行動画
 ・ラマルせとうちで高松へ!&四国の人気列車たち


Series 213 Photo Gallery
JR西日本213系

撮影地:山陽本線高島駅にて。先頭化改造され2連で活躍する213系。

JR西日本213系

撮影地:土讃線善通寺−琴平駅にて。スーパーサルーンゆめじとして活躍する213系。


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JR四国2700系気動車
2019年に高徳線・土讃線に導入されたJR四国2700系気動車の紹介。