183・189系 直流特急形電車
撮影地:成田線成田−下総松崎駅にて。西野内踏切を通過する2013年の成田臨。
JR東日本183系電車 189系電車
183系は蘇我−安房鴨川間の電化開業を機に総武本線・内房線・外房線を走る急行形電車の置換えとして登場した0番台と、上越線向けに耐寒耐雪装備を強化した1000番台が存在する。設計に当たっては485系の特徴を踏襲しているが、0番台には併結運転や東京駅地下ホームへの乗り入れを考慮して前面に貫通扉が設けられている。また中央線高尾以遠に残る狭小断面のトンネル対策として上部の前照灯も設置されていない。
一方の189系は当時181系で運転されていた信越本線の特急「あさま」を置き換える形で登場した形式。横川軽井沢間に存在する66.7‰の急勾配への対策としてEF63形電気機関車との協調運転が可能な装備を有する。JR東日本所有車は両形式とも現在はほとんどが波動輸送用や臨時列車として使用されており、「妙高」や「中央ライナー」「ホリデー快速」や「ムーンライト」、「成田山初詣」などでその姿を見ることができる。
●2013年成田山初詣臨時列車撮影記