肱川本線:路線工事末端部周辺


 神南山越えの路線建設の際、当初の予定から予算削減 (^^;) の関係でルートが変更になり、建設途中の状態で取り残されてしまった場所です。しかし、神南山越えの長い区間で唯一の信号所に災害で車両が集中した場合の対策用にレールが残されています。(模型の走行時の役目もその通りです。)

未成線

 かつて計画された峠越えのルートが民営化により中断された情景を表すかのように、中途半端な線路の切れ方をしています。実は模型でもここからさらにエンドレスを作る計画があり、まさに成すべくして成ったという感じです。

 未成線の下には本線の大カーブが存在します。カントがついた半径の大きいカーブは、3〜4両の車両を走らせた際に目線を近づけるとリアルな走行風景を楽しむことができます。

未成線
未成線

 未成線の線路端下にあるトンネルを出た踏切の風景です。梶鉄の道路はラインをマスキングして塗装するという方法を採用しており、このような踏切の製作はとても大変です。しかし石調スプレーの奏でる路面の凹凸は他では出せないものがあり、苦労をしてでも再現したいものでもあります。

Nゲージレイアウト 肱川本線