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 醸造所のあるミニレイアウト
 

 鉄道コレクションの充実により手軽に地方私鉄の車両が手に入るようになりました。それは琴電ファンにとっても例外ではなく、最近では1080形や1200形なども発売され旧型車両から現役車両まで様々な車両が発売されています。このミニレイアウトはそんな琴電をはじめとした鉄コレの走行をメインに考えたNゲージのレイアウトとなっています。
 舞台は香川県のとある温泉地。琴電沿線の風景や小豆島の醸造所などのイメージを900×450mmの中に凝縮させました。メインとなる駅は琴平線の太田駅を参考にフルスクラッチで製作しています。また志度線の房前駅付近をイメージした海岸沿いの急カーブ、線路沿いのアーケード商店街など、琴電沿線の風景を随所に配置。さらにレイアウト名にもなっている醸造所には引き込み線が伸びており、小さな電気機関車が数少ない貨物列車の牽引を行っています。
 ☆レイアウト製作記はこちらから、レイアウト紹介動画はこちらからどうぞ

 

ミニレイアウト

 イメージショットとでも言いましょうか、小麦畑を行く高松琴平電鉄琴平線の1200形。
 奥に見えるのがレイアウトのメインともなっている醸造所です。線路との間は鉄道柵によって仕切られ、異なる風景を違和感なく1つのシーンにまとめています。この畑の周辺はなかなかイメージがまとまらず最後まで案を練っていた場所なので、無事に形になってホッとしているセクションでもあります(^_^;)

 

 レイアウト全景。900×450mmのベースボードの中に町の風景と田舎の風景両方を盛り込んだ贅沢な配置で、ミニレイアウトでも飽きのこないプランの構築を行っています。
 レールはミニカーブレールを採用しているので走行できる車両には制限がありますが、単線と複線両方の風景を楽しめるようになっています。 レイアウト作りにおける最難関ポイントである「角」の処理にもこだわり、梶鉄初の漁港の製作も行いました。

ミニレイアウト

 

ミニレイアウト

 レイアウト名にもなっている醸造所には本線からの引き込み線が伸びており、数少ないながらも貨物輸送が行われています。
 構内にはワラが留置されていますが、休憩時間なのか、貨車の手前では作業員が座り込んで談笑中です。
 人間は手元にあった漁港の人の中からチョイスして配置しましたが、それほど違和感なく生活していると思います(^^ゞ

 

 醸造所への貨物を牽引しているのは三岐鉄道のED459。鉄道コレクションから小型電気機関車が発売されたことにより、小型レイアウトで活躍できる貨物列車のバリエーションが増えましたね。
 当初の予定ではスイッチャーによる貨物輸送を想定していたため醸造所への専用線は非電化となっていますが、まぁそれほど違和感はないかな・・・。

ミニレイアウト

 

ミニレイアウト

 醸造所の裏へは本線を渡る第4種踏切が設置されています。カーブ区間なので渡る際は左右をよく確認して・・・と言っていると琴電1060形がやってきました。阪神電気鉄道の5101形ジェットカーを譲り受けたもので、琴電では平成18年まで活躍しました。

 

 今日も醸造所にED45形牽引の貨物列車2両がやってきました。醤油やお酒の原料を運び、出来上がった製品を町へと輸送するのでしょうか。
 到着する貨物列車の傍らではおばちゃんが忙しそうに働いています。「ほら、あんたさっさとそれ運んで!!」

ミニレイアウト

 

ミニレイアウト

 本線から分岐する専用線で醸造所に入っていく貨物列車。複線だった本線もここで単線に戻ります。
 田園風景だったレイアウトもこの辺りから市街地区間へと入っていきます。



 

 今回のレイアウト製作で是非とも取り入れたかったテーマの一つ、アーケード商店街を抜けたところにある踏切です。
 商店街の名前は「湯ノ島商店街」
 複線の本線からは片原町の様な雰囲気も漂いますが、スペースの関係上もう少し小ぶりなアーケードとなっており、車道と兼用の商店街ということで長尾線池戸駅にある三木町の池戸商店街に近い風景です。町の電気屋さんや昔ながらの喫茶店などが営業しており、付近の住民の憩いの場になっています。

ミニレイアウト

 

ミニレイアウト

 商店街を抜け踏切を渡った場所にある変電所。この鉄道を動かすのに必要不可欠な電気をここから送っています。
 レイアウトの角を埋める重要なストラクチャーで、TOMIXの変電所の建物と付属パーツを使って製作しています。この製品のフェンスがエッチングで出来ており、このフェンスの網目越しに見る車両がお気に入りです(^ω^)
 奥を走る琴電1100形は鉄コレですが、他の琴電の車両と色調を合わせるため塗装変更を行っています。

 

 アーケード抜けた場所の踏切を走る高松琴平電鉄1200形。手前は上の写真で紹介した変電所への道が見えています。
 複線に見えるこの区間も、レイアウトプラン的に見れば長い駅構内。小さなスペースの中でいかに多くの要素を盛り込めるかに挑戦した今回、単線区間と複線区間の作り分けには苦労しました。

ミニレイアウト

 

ミニレイアウト

 場所は変わって変電所の対角にある漁港のセクションから。
 ことでんファンならお馴染み、志度線の塩屋−房前にある海沿いの急カーブ区間を再現しています。波除けは実物を観察してケント紙で自作、砂浜の石積み部分は本物を撮影して紙に出力、ウェザリングを施して設置しています。
 今回、海の表現は面積も小さかったことから木工用ボンドを使用しています。乾くと透明になる性質を利用したもので、慣れれば市販の水を表現する素材と同様の使い方が可能です。

 

 漁港を抜けるとこのレイアウト唯一の駅である「小豆温泉駅」に到着です。2面2線の構内を有し、単線だった線路が駅からまた複線に戻ります。
 ことでん沿線を再現したレイアウトと言いましたが、駅名板や自動販売機ががまんま琴電です(^^;)
 駅前にはバス乗り場があり、少ないながらも路線バスが乗り入れています。通りは仏生山の歴史地区をイメージしたような古い町並みが続き、温泉地の駅ということでお土産屋さんが営業しています。

ミニレイアウト

 

ミニレイアウト

 駅舎らしいものはなく、道路から改札を抜けるとすぐに構内踏切があります。手前の建物は駅の事務室となっており、券売機や窓口などが設置されています。
 ちなみにお気づきの方も多いと思いますが、この駅は琴平線の太田駅を再現しています。複雑な構造をしているので完全に自作のストラクチャーとなっています。家の最寄りでもないのになぜ太田駅なのかと言われると、自分でも思い出せません(;^_^A
 ・実物の太田駅は
 →ことでん路線紹介「太田駅

 

 ホームはスペースの関係上2両編成まで対応となっています。(実物は4両)
 駅の裏手は漁港へ続く路地で、交通量もほとんどないため屋台のラーメン屋さんが営業中です。
 手前には漁協という設定のプレハブ小屋がありますが、ちょっと浮いた感があるのでいいアイディアが見つかれば修正したいと思います。

ミニレイアウト

 

ミニレイアウト

 駅では琴電1200形と1100形が交換中。
 給電箇所を2箇所設けているため本線と醸造所から駅までの区間で別々に車両を動かすことが可能です。そのため複線区間でのすれ違い運転も楽しむことができます。

 

 古い町並みを抜けた先にはアーケード商店街とバスターミナルがあり、レイアウト最大の繁華街があります。
 観光客の待つバス停にちょうど空港行きのリムジンバスがやってきました。
 目線を下げるとアーケード越しに本線を走る電車の姿を見ることができ、ことでん沿線にある片原町や池戸商店街のような風景を彷彿させます。

ミニレイアウト

 

ミニレイアウト

 最後まで当レイアウト紹介をご覧いただきありがとうございました。
 小さなレイアウトですが、田舎と街の対比や単線と複線の線路、醸造所への専用線、そして随所にことでん沿線の風景を盛り込むことができて満足しています。町並みの建物の殆どにジオコレを使用したため製作時間を短縮(それでも休みの日のみの作業だったため1年ぐらいかかってしまいましたが)でき、久々のレイアウト製作でしたが完成までもっていくことができました。
 しかしながら、レイアウトに完成はないという言葉があるように、まだまだ手直ししたい部分が数多くありますので、レイアウトに変化があればレイアウト紹介も第2弾を公開するかもしれません。


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